嫁が必ず3時間置きに乳をやる理由

生後2、3日目の頃。入院している部屋に娘と初めて同部屋になった嫁。夜になると泣き出した。おしめを見ても濡れてないしおっぱいもさっきあげたばかり。だけど泣き続ける娘。とにかくあやすしかないのかと、えんえん抱っこをしてみたがそれでも泣きやまない。しかたなく看護士を呼び事情を話すと、

「あー、身体が冷えているみたいですねー」

とのこと。うちの娘は体重が2300gと小さめなのか、体温調節能力が低くかった。部屋の温度は20度にしていたけれど、要領がわかっていない新米母の嫁は娘におくるみを着せずに抱っこしていたので、冷えてしまったらしい。看護士さんに娘を渡すとき、娘が嫁のほうを向いて、ぽろりと涙をこぼしたそうだ。その姿があまりに可哀想だったし、娘の事情をわかってあげなくて申し訳ない気持ちがいっぱいになってしまったんだって。ちゃんと看護士さんの話を聞いていればそんなことはなかったはず、という後悔があったと。

というわけで産院が指示するあらゆる「教え」に絶対服従となり、その教えのひとつが「3時間毎の母乳やり」なのです。赤ん坊が母乳を消化する時間がちょうど3時間置きで、そのタイミングで飲ませると効率よく吸収するのだそうだ。実際守っているお陰で一日あたり40g 〜50g ずつ体重が増えているので効果抜群なのですけれどね。

お風呂を入れる前にレンタルで借りた赤ちゃん用体重計に載せて体重の増加分を確認するのが楽しい作業になってます。

それにしても嫁、えらい。ふつうできないって。夜、サボるって。