魚時

苦節4回目にしてようやく店内に入ることができました。しつこく通い続けてよかったw。
店内はとっても小さい。木目調というとおしゃれな感じだけれど、昔からの木造でつくられたものだと思う。年季が入っているから色もあめ色でつやつやしてます。席はね、カウンタ3席と座敷が2つ分しかないのよ。そりゃ人も並ぶし貸しきられちゃうと思った。

ご主人は温厚そうで、言葉遣いも丁寧な方で好感度高し。給仕をしてくれる奥さん?とお母さん?も感じがよかったです。カウンタのすぐ横に小さい水槽があってヒラメやふぐがぼんやり泳いでました。カウンタに座るとしばらくして適温のお茶とこれまた適温のおしぼり。

メニューは一番高くても1,050円の海鮮丼と上天丼。予想より安かったので、海鮮丼を頼みました。が、食べながらよく考えるとそもそもここには生のしらす丼が食べたくて来たはずだったなあ。とか思いながらもりもり食べました。

たれの掛かったご飯に紫のたまねぎスライスが載せられて、その上にたくさんの刺身が品よく載ってまして。刺身自体はわさび醤油につけて食べ、そのあとを追うようにご飯をかっこむわけです。まぐろのヅケが3切れ、ハマチ、シャケ、ホタテは横にスライスされ間にカットされたレモンがはさんであり、その爽やかさといったら。いくら、その他さかなの種類がよーわからんのであれですが、いろんな種類の新鮮な魚を久々に堪能することができました。味噌汁も美味しかったし、香の物も調度よいバランスです。個人的にはたまねぎが最高でした。子供の頃、サラリーマンの親父が趣味で農作業をやっているのですが、朝、採りたてのたまねぎをスライスして、かつお節に醤油を少し垂らしたら、炊きたてのご飯とともにかっこんで「うめー!」なんていってたっけな、という記憶が思い出されましたね。

分量もほどよく、値段以上の料理を提供してくれるお店でしたね。うん、今度機会があったらしらす丼に挑戦したい、けど上天丼もうまそうだったしなぁ…。

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